地獄でなぜ悪い

チラシの裏みたいなもの

【ドラマ】「コントが始まる」#6

 

―――「あなたは自分の心に正直な方ではないようですね」

 

コント【金の斧、銀の斧】で始まる「コントが始まる」6話。

 

 

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1話から毎話、グッとくるものがあるんだけど、特に6話は秀逸で、ドラマに於いての神回とはこのことか!と。伏線ガッツリ回収しまくり。

 

以下、ネタバレ。

 

 

 

 

大前提として、わたし自身お笑いオタクだった過去があり、中浜さんの追っかけっぷりに共感しかないのです。世のオタクのみなさん、過去形でも現在進行形でも、みんな深く頷けることしか描かれていないよね。チラシは保存用と貼る用と2枚欲しいし、折りたたむなよ!というところとか。

 

6話は、マクベスを解散すると決めたことにより、全員の人生が少しずつ動き始める。

 

潤平と奈津美のエピソード良すぎた。過去の告白もすごく良かったし、春斗が間を取り持つ演出も。中野太賀の、明るいバカなのにめちゃくちゃ繊細な感じがすごいリアル。こういう人いるよねっていう演技がいい。告白の過去エピソードも、後輩に慕われるいいやつで、芳根京子の演技も抜群。マドンナ感半端じゃない。

 

要所要所の話だけど、全員の演技が自然で演技っぽくないし、アドリブなのかな?セリフなのかな?っていうギリギリ分からないラインで演技していて、特にマクベス3人は、3人の仲の良さが分かるというか、ずっと楽しそうなんだよなぁ。

 

本当にこの年代って、色々考える時期というか、周りとの差に気づいて焦ったりする。

 

春斗が奈津美に会いに行って「もう、そういうの迷惑?」って聞くの。奈津美の為に、奈津美が好きすぎて、奈津美を笑わせるために敢えて大人にならない潤平。「潤平みたいなやつはもう現れないって思った方がいいよ」って春斗が言うのも、グッときた。潤平のこと、よく分かっているんだよなぁ。2回目見てちゃんと分かったけど、春斗が潤平が出来なかったサプライズを逆に奈津美がやろうって提案してたんだ~泣ける~。

 

中浜姉妹の家の浴槽から奈津美が飛び出してくるの、1回目見たとき超泣いたわ。芳根京子が、あのマドンナが、潤平を笑わせるために体を張ってる姿と、告白の時のくだり再びの「ジュー・シー♡」がたまんなく可愛かったわ!中野太賀の泣きの演技な~つられ泣くわ~。壊れたルンバのように「ずっとあなたについていく」芳根京子の笑った姿、たまんねえのよ。

 

酔っぱらってる中浜さん好きなんだよなー。「おい、マクベス一号」とか、突然素面っぽくなるところとか。番宣で菅田将暉が、台本にない酔っ払い演技がすごかったって言ってたし、有村架純ちゃんの酔いの演技はんぱない。自然っていうか酔ってるのでは?というくらい。

 

「コントが始まる」の良さは、自分にも人生の岐路に立たされたことがあったな、好きだったものが終わってしまう悲しみがあったな、同年代と比べて「自分でなんでこうなんだろう…」って凹むことがあったなって、とにかく自分の経験と重ねて観れるところだと思うんだよね。

 

特に、6話の潤平・奈津美カップルみたいに、彼氏が子どもで…っていう人って多いんじゃないかな。自分自身、大人にならなければって思っていた頃に突拍子もないこと言って笑わせてくれる人に出会えて、あれ?全部大人にならなくても、楽しい時は楽しくてよくない?って思えて、すごく楽になれた経験があったから、重ねて観てしまった。奈津美が潤平を選んでよかったと思うし、お金を持っていたりキラキラしている生活だけがすべて幸せじゃないって思う。奈津美はきっと、辛いとき潤平が支えになると思う。

 

1回観た衝撃そのままブログ書けばよかった。なんかまとまりない。反省。ちょっと時間空いちゃったし。何が言いたいって、今夜の7話も楽しみです!ってこと。